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2006.10.22 菊花賞
パドックから波乱だった。メイショウサムソンがどう見ても太い。アドマイヤの逃げを捕えられるのかという疑問が確信へと変わっていく。その後もどこか落ち着きの無いメイショウサムソン。馬自身の問題なのか、それとも石橋守騎手が緊張していて馬に伝わってしまったのか。多分、前者ではないかと思う。

アドマイヤメインの逃げを捕えられる馬がいるのか。この時点で、どう考えてもいるとは思えなくなった。どう考えても単騎逃げ。この馬場もそれを後押ししているとしか思えなかったのだ。

レース。メイショウサムソンの位置取りは悪くなかっただろう。できれば単独2番手理想だったかもしれないが、前走で接触した際に馬が怒って掛かってしまったこともあるし位置取りのためにジタバタしたくなかっただろう。もうアドマイヤが大逃げした時点で勝ちパターンが無くなってしまっていたのだ。アドマイヤの番手につけられたとしても後ろの馬に外から一気に交わし去られる。後ろから勝負したところで瞬発力負けするだけ。2周目の3〜4コーナーで石橋守騎手はどんな進境だっただろうか。あの時点ではもう残ってなかった。馬を信じて動いていく以外何も残っちゃいなかった。仕方なかった。

アドマイヤメイン。調教では動かない馬が今週は動いた。前走とは違うデキ。そして持ち前のスタミナを生かす競馬。武豊の「来れるものなら来てみろ」と言わんばかりの痛快な逃げ。簡単に勝たしてはなるものか、そして俺が勝つと思っていたのではないだろうか。前半1000M58.7というペース。馬場を考えてもこれは早い。だが、メインはこれでいいのだ。そんな素晴らしい逃げも結果的には勝ち馬のお膳立てをしてしまったというのだから皮肉なものだ。

ドリームパスポート。前走で高田騎手が見せたメイショウサムソン対策。当然、それをベテラン横山典弘が生かさないワケがない。道中はメイショウサムソンをマーク。そして直線は馬体を併せることなく一気に交わし去る。勝負に徹底的に拘る思いが伝わってくる競馬。それで勝てるはずだった。なのに勝利の女神はまた彼に微笑むことはなかった。
また横山典弘は勝負に勝って競馬に負けた。

ソングオブウインド。こんなかっこいい名前の馬が、名前の通りかっこいい勝ち方をするのだからなあ。そういう意味では八百長を疑いたくなるな。
掛かった前走と今までのズブいくらいのレースぶり。どちらがソングオブウインドの本質なんだろうと前走後に考えていた。前走、差す競馬をしていたらどんな競馬をしていたのだろう。そんな疑問も大外枠で忘れてしまう。
武豊で結果を出せなかった馬を武幸四郎が結果を出す。追える岩田、馬の野生を引き出すアンカツとでは意味が違う。馬を気分よく走らせるという点で誰も認められている兄よりもソングオブウインドを気分よく走らせてみせた。ペースの助けもあったはいえだ。
直線で「勝ち馬」のドリームパスポートを交わすだけという競馬に持ち込んだ競馬は完璧。豊とノリの駆け引きを超えた究極の競馬を幸四郎はやってのけた。

レース前から期待してはいたが久々に「これが競馬だ」っていうレースを見た気がした。「狙っていましたか?」とインタビュアーに聞かれた幸四郎が「それはどのレースもそうなんですけど」と答えていたのが印象に残った。


このレースを見て思い出したのはマヤノトップガンの勝った天皇賞春。豊・マーベラスサンデー、ノリ・サクラローレル、田原・マヤノトップガン。今回も豊が3着、ノリが2着。田原が幸四郎になって1着。
長身の騎手。他の騎手にない感覚を持ち合わせた騎手という点でもダブる。だからどうしたと言われれば、それまでのことなのだが、それくらい素晴らしい勝負だったのではなかっただろうか。


最後に、敗れてしまったがメイショウサムソンには絞り込んでの巻き返しに期待したい。
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